事務事業評価の内容 令和6年 施策03 【学校教育】給食調理業務委託関係事業費

事務事業評価

給食調理業務委託関係事業費

今回も給食関係の事業費です。平成20年度から開始されている給食調理業務委託関係事業費です。尼崎市では現在、小学校・特別支援学校で実施している、給食調理業務を民間へ委託する事業を行っており、これはその事業費になります。給食内容の充実と、給食調理の業務効率化を目指すと目的にはあります。果たしてうまくいくか、今後も注目すべき事業と思いますが、弁当にしてれば、この事業費分は減税可能だったのではないか、とも思ってしまいました。

民間委託の選定

事業目的は先ほど書いたとおり、給食の内容充実と、調理業務の効率化を図るとあります。しかしここで疑問に思うのは、その効率化は委託先の民間業者が行うものです。尼崎市が行うのは、委託業者の選定と、その監視・指導のハズです。

尼崎市の行政では効率化できませんと、告白したという意味でしょうか。

あと実施内容にある、民間事業者の選定ですが、尼崎市のホームページには、募集要項が公開されていました。個人的には、募集要項に書かれていた、「実績が10年以上あること」と「尼崎市内に本社又は支社があること」の項目は、場合によっては参入障壁になるとは感じました。

令和7年度は12月中旬決定

尼崎市のホームページには、この民間委託業者の決定は、令和7年度(2025年)は12月中旬ごろを予定しているようです。

尼崎市立学校の給食調理業務委託事業者募集について

増える委託料

まだ尼崎市内の42校(小学校:41校、特別支援学校:1校)すべてで委託業務は完了していない、令和6年度の事業費を見ても、事業費が右肩上がりなのがわかります。

今後すべて民間委託が完了したあとに、この委託料を本当に、効率化できるのか。次は恐らく、監査費用や研修費用の名目を追加して、今以上の費用になると予想できます。

今後注目していきますが、冒頭でも書いた通り、弁当にしてれば、この事業費分は減税可能だったのではないか、と思います。