食育フェア開催事業費

今回も給食?関係の事業です。平成19年度から開始されている食育フェア開催事業費です。
尼崎市のホームページとこの事務事業評価からは、尼崎市市内の商業施設「あまがさきキューズモール」にて、尼崎市の学校給食についての資料や、実際に提供されている給食を食べるイベントや、以前投稿した学校給食食育推進事業費で募集した「献立コンクール」の発表等も行ったようです。
正直、これのどこが学校教育といえるのしょうか?。しかもちゃっかり学校給食食育推進事業費とは別に事業として実施されている。
こういうところに、行政側のずる賢さ、不誠実さを感じます。とても協働・協力しようという気持ちになれませんし、地域への誇りや愛着を育める事業とは思えます。
当然のことながら、このイベント(事業)では、尼崎市の給食関係事業費が、総額いくらのかの情報や、いままで投稿した、学校教育関係事業についての、事務事業評価を掲載することもしていないでしょう。もしそれをやっていたのであれば、少しは誠実な対応といえたでしょうが・・・
こんな中身のないイベントを行うのなら、給食の中身を充実させた方がまだマシです。

市民に食育を教育してやる
事業目的には、『市民の~中略~食育の推進を図る』とあります。翻訳すれば『尼崎市の行政が、馬鹿な市民に食育とは何かを、教育して進ぜよう』と上から目線で、宣言している内容です。
そして、実際の実施内容は、商業施設を借りて、土日に「パネル展示」です。
対応した市の職員が来場者をカウントしたのしょうか?。延べ3860人参加あります。

脳内で食育変換
このイベントが土日に実施された為でしょうか、担当した職員も土日に家族サービスしたかったでしょう、あるいは休みはゆっくりしたかったのか、きっとこのイベントをやらされた腹いせに、市民から「昔からの給食の変遷を楽しく見ることができた」「給食の写真や映像がわかりやすく、世代間で話題が広がった」と、感想を頂けたことに感謝・感激することを忘れて、脳内で無理やり、「俺たちが市民に食育を教育できたで~」とばかりに成果報告しています。

職員が不幸になり、市民が貧乏になる事業
そしてこの事業費の費用です。職員人件費のところが、例年変化しているのは、イベントを担当する職員の年齢や、展示内容によって、駆り出される職員人数が変化するからでしょうか。
いずれにしても、この事業は土日に担当させられる職員が不幸になり、そしてこんなイベントごときが、学校教育と言い張る事業を継続することで、無駄に税金を消費して、市民が貧乏になる事業といえるでしょう。
やはり弁当しか勝んか?


