事務事業評価の内容 令和6年 施策03 【学校教育】体力向上事業費
そして実際の事業費です。この事業でも年々事業費は増加しています。それは当然で、指導員の派遣によって子供たちの運動能力を向上させている以上、更にその効果を上げるには、指導員の増員が必要となるからです。それはつまり、尼崎市が行ってきた、教員指導能力の向上事業も効果がないと認めることでもあります。何より冒頭で書いた子供たちの能力改善の為に協働・協力する意思がないと確信に至ったのはこの事業費と前回の学校体育関係事業費の事業費を見比べたときです。前回の学校体育関係事業費でも書きましたが、この事業の効果がないことはすでに県の報告書でも明らかです。なのに今回の体力向上事業費とほぼ同じ金額の事業費を費やしている。これは子供たちの体力・運動能力向上に効果があると、自身で認めた事業に税金を集中させることよりも、慣例として継続している事業を優先した。ということです。つまり尼崎市の教育委員会や行政関係者が、子供たちのことより、役所の倫理(慣例重視・前例踏襲)を優先したことの証明です。このような教育委員会や行政関係者の態度では、子供たちの可能性を伸ばすことは難しいですし、何より目指す人物像には育っていくことはできないと思います。