事務事業評価の内容 令和6年 施策01【地域コミュニティ・学び あまがさきアーカイブズ推進事業費

事務事業評価

あまがさきアーカイブズ推進事業費

今回も博物館関係で、あまがさきアーカイブズ推進事業費です。昭和46年度からの事業で国の公文書館法に基づき、市内の古文書・刊行物・地図・写真当を収集・保管・公開するための事業予算です。ただどうしてもその性質上研究者向けの事業であり、図書館関連の事業でも記載した電子化や図書館との連携は進んでいないようです。

あまがさきアーカイブズ

Web上で尼崎市の写真や古い地図・その他資料を閲覧できるデジタルアーカイブ『あまがさきアーカイブズ』は研究者や歴史好きの市民にとってはありがたいシステムと思います。ただし一般の市民になじみがあるかはわかりませんが。実際に事業内容にある講座等実施したのに参加者は900人以下のようです。どのような内容の講座であったのか、参加者のアンケート等で希望を確認したのかなどの情報はありませんでした。

刊行物は電子化で

この事業で計上している『地域史研究』という刊行物ですがこれらも今後は電子化を進めていくべきです。印刷物の状態では不特定多数の人間の手が接触して不衛生ですし、障がい者の方々は持ち出しが難しい場合もあります。その為PCがあれば閲覧できる電子書籍の状態でも発行すべきです。ただバックナンバーは尼崎市のホームページから尼崎市立歴史博物館紀要のページから閲覧はできるようです。

資料はだれが選定しているのか

この事業でも肝心の収集・保管・公開する資料の内容やその選定はだれがいつ行っているのか、はわかりませんでした。今後はそれらの情報公開や資料の選定基準等の作成・公開を行っていけるのか来年度以降の事務事業評価を確認していきたいと思います。