事務事業評価シートの評価はだれが行うのか

事務事業評価
前回の投稿では尼崎市の事務事業評価シートの内容について

記載しましたが、今回はその内容と評価についてです。














前回の投稿から行政事業の内容を確認すると
補助金交付決定団体に対し補助金を交付し、
その税金で空調機器・OA機器・耕運機を購入したとあり
その実施内容に目的と効果について記載があります。

実際にそれぞれの機器の金額やメーカー名・型式の記載までは
されていませんが、気になるのは下記の文言です。

花壇を拡大して自然に触れる機会を増やすことで
地域住民がより「地域をすきになる、花をすきになる」ため。

花壇の拡大が個人の思考の変化にどのように及ぼされるのかを
数値化した科学的なデータを見たことがありませんが、
これは定量的に評価さているとは言い難いです。

お時間がある方は他の事業についても同様に
内容と評価の面で疑問に思われる個所が多々あることに
気づかれると思います。

このように事務事業評価の制度自体は画期的なものであり
今後も継続していくべきものとは思いますが
実務レベルでは今回のように評価を自治体の担当職員が
行っており、効果があるものにできていなというのが
実態だということをご理解いただけたかと思います。