市民活動情報発信事業費
今回は市民活動情報発信事業費です。平成23年度からの事業でインターネット上での市民活動の総合窓口「市民活動の広場あまがさき」を開設し、市民活動団体の情報や様々な事業に関する情報の収集・発信を行っている。とあります。

地域活動専用情報サイト
市民活動の広場あまがさきのサイト自体は令和7年3月31日をもって閉鎖され、現在は『尼崎市 地域情報共有サイト あましぇあ』に移行されています
https://carepro-navi.jp/amagasaki
サイトの中を少し確認しましたが、地域情報というより地域の福祉機関の情報を記載しているという感じで、介護や医療が必要な年代の方向けの印象です。もし以前の「市民活動の広場あまがさき」でも同じような内容であればアクセス数が約890/月というのも納得できます。

今後見直しを行うとあるが・・・

事業成果の点検では【改善】の記載があり、確かに目標アクセス数2,600/月に対して実施はその半分以下の状況では改善が必要は思います。担当者もその認識であったようで根本的なサイトの見直しを含めて検討を行うとあります。
地域団体活動促進事業費との連携は?
前回の投稿で地域団体活動促進事業費を取り上げましたが、その中であった『10万人わがまちクリーン運動』についての募集や啓発活動等の記載はこの『尼崎市 地域情報共有サイト あましぇあ』にはなく、内容的にも市のホームページを工夫することで対応可能でないのかとの印象はぬぐえません。
結局は外部委託で行っているなら

この事業費も外部委託で約56万円/年の費用を支払い、人件費を280万円~310万円を費やしているようですが、外部の委託費用より職員の人件費のほうが倍以上かかっているのならそもそも委託をおこなっている意味がないと思います。ちなみにこの『尼崎市 地域情報共有サイト あましぇあ』のサイトを管理しているのはトーテックアメニティ株式会社という名古屋の会社であり、尼崎市以外にも様々な自治体のサイトを管理しているようです。
トーテックアメニティ株式会社 会社概要 https://www.totec.jp/company/outline.html
(主要取引先に尼崎市の記載はなかったので主要ではないようです)
公的なサイトの運営上どうしても掲載する情報が複雑になり、1つのサイトでは管理や運営が大変になることは理解できますが、外部委託するのであればどの事業も一括で1つの業者に任せるなどの根本的なサイトの見直しも行ってもらいたいものです。