地域団体活動促進事業費
今回は地域団体活動促進事業費についてです。この事業は昭和38年度から実施されており令和6年度は2千7百万円の事業費用をかけるとあり、目的は【明るく住みよい地域社会を形成するため、市民の創意と参加による市民運動を総合的に推進する】とともに地域の市民団体へ税金(補助金)を配ることです


10万人クリーン運動で参加者2.1万人?
市制開始80周年を契機にクリーン運動を実施とあり、市民自身の美化意識を高めるためとも思えますが参加者2.1万人とはアナウンス活動や啓発方法が不足していたとも思えますがこの事業は今後も継続するとのことです。今後は市民運動推進委員会で決めた取組テーマについて取組んでいくとありますが
この委員会の構成団体の内約を見る限り、現状では退職された方々を中心に実行されていると思われますので現役世代の方々を取り込んでいくことが難しいと感じます。

尼崎市市民運動推進委員会の構成団体 尼崎市ホームページより
https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/027/883/R5.4.pdf

目標数は申請団体数
この事業の目標数は申請団体数とあり、順調に目標を達成しているとのことですが先ほどのクリーン運動に2.1万人しか参加していないことと、事業内容の4にあった【3人以上で構成された市民活動団体~】の記載を見る限り目標の設定自体がおかしいと感じてしまいます。本来はこのような市制記念イベントの為であれば参加人数を目標にしてもいいとわ思いますが・・・・
補助金・人件費だけで2千5百万円・・・
この事業費は令和5年度から前年の倍以上の職員人件費をかけ、助成金も増額しているのですが、先ほど述べたとおり参加目標数の四分の1以下の市民しか参加していないのです。数をごまかして記載しないのが救いですが、事業の開催自体を外部のイベント企画企業に委託してしまったほうがいいのではないかと感じます。いずれにしても10万人の参加目標で2.1万人しか参加してもらえない事業を今後のこのまま継続するのは明らかにおかしいと感じます。
