国際交流事業補助金
今回は国際交流事業補助金です。今回から施策01のなかの〈まちの魅力を高める文化芸術活動の推進〉に分類される事業です。この事業は昭和56年度から実施されているのですが、後述する事業目標の目標値に届かない結果でありました。40年以上継続してその結果であるならば大幅な見直しや廃止を含めた検討を行うべきと思いますが、残念ながらこの事業も継続となっております。

NPO法人に任せる
事業目的は諸外国との文化交流や多文化共生の推進を図るとあります。目的としては否定しませんが、その事業内容を見るとNPO法人に委託してイベントを行っただけの内容です。

40年以上事業費を費やして目標に届かず
事業目標指標にはイベントの参加人数が記載されおりますが、その目標値に届かないという結果です、繰り返しますが、40年以上をかけた事業でこの結果です。根本的に方法や方針が間違っているのではないかと疑わざるを得ません。しかも400人規模のイベントでです。

中止や大幅な見直しが必要
尼崎市は2022年度に尼崎市外国人生活実態アンケート調査を実施しており、その中で市に暮らす外国人の人口数は約12,000人であり生活実態等の詳細な報告書を作成しています。その中では行政情報の入手方法についての記述もあり、ほとんどの外国人がホームページから情報を得ている結果がありました。この点を踏まえて英語での表記やネット手続きの充実化を図ることこそが、交流の推進につながると思います。言い過ぎかも知れませんが、ただのイベントで交流が進むとは思えませんので、もっと実生活に沿った行政事業を行っていく必要があると思います。


