田能資料館教育普及事業費
今回も田能資料館の関連事業で田能資料館教育普及事業費です。令和3年から事業になります。この事業も教育普及と銘打っていますが、内容をみるととてもそのようなものではないことがわかります。前回の田能資料館展示事業費でも記載しましたが、民間委託を含めた大幅な見直しが必要な事業と思います。

普及する気があるのか?
例によってこれも田能資料館の職員やボランティアがイベントを主催したとあります。どこかで見たことがあったと思ったら以前投稿した田能資料館展示事業費や文化財保護啓発事業費でも同じような内容のイベントを実施していました。教育・普及と謳いながら、結局行政側に任せると同じようなものになってしまうことの典型です。

学校訪問数を目標にすべきでは?
事業に『教育普及』と謳う以上はせめて学校への出張事業や体験学習の受入れなどの活動を目標にすべきとは思いますが、実際の事業目標ではイベント参加者の数を目標にしておりました。しかも今後の方針には、初めからボランティアありきで事業を継続するような内容まで記載しています。

民間委託でいいのでは
前回の投稿でも記載しましたが、史跡の発掘・調査事態はすでに終了しているのであるならば、田能資料館の閉館や尼崎市博物館への集約や民間委託を検討するべきとは思います。現に田能遺跡まつりも委託料を払っているとあります。公明党尼崎市 中尾健一氏 田能遺跡まつり
今後もイベントなどで職員の手間をとらせるのであれば、初めから民間委託をして、職員は資料の整理や記録の管理に集中してもらうといく方法も考えられます。いずれにしろ現在の事業内容では教育普及とはとてもいえない内容です。


