事務事業評価の内容 令和6年 施策03 【学校教育】社会力育成事業費

事務事業評価

社会力育成事業費

今回も教育関連事業です。平成24年度からの事業で、社会力育成事業費です。事業内容を見ると、尼崎市内の学校を対象にした、一種の生徒交流会を実施ています。一見すると目指す人物像にある『多様な他社と協業して 主体的に地域社会に関わる人』への育成を目指すためかと思いましたが、おそらく事業費用にある、「委託料」という名目の予算配布事業と思います。

集団活動という名のゲーム交流会

事業目的には「集団活動や~中略~社会力の育成を推進する」とありますが、実施にやっているのは、一部の生徒同士の、他校生徒とのゲーム交流会です。その他地域活動を行う各校の委員会についての記載があります。

目標は担当教員、それでいいのか?

他校生徒との交流は、普段の人間関係とは異なる刺激を得られるいい機会とは思います。同じく地域への活動もそうでしょう、しかしこの事業の目標には『担当教員の割合』とあります。

それでいいのでしょうか?生徒が主役ではと思いましたが、冒頭でも書いたとおり、この事業の目的が「委託料」という名目の予算配布事業でと考えれば納得できました。

教員の方々は何を思うのか

この事業にある、他校生徒の交流会には当然引率の教員がいて、地域活動にも当然引率で教員がつくでしょう。この事業成果にある「生徒の自治活動を支援」するために、いったいどれだけの教員の方々の労力が必要だったのでしょうか

この事業費の中では数字から読み取ることはできませんが、本当に目的に掲げている「社会力」の向上につながっているとは思えませんし、それを推し量る数字も、この事務事業評価ではありませんでした。

せめてこの事業に使われたというゲーム「ATTF2」の感想だけでも、生徒や教員から聞きだしてもらいたいです。