事務事業評価の内容 令和6年 施策04【子ども・子育て支援】ファミリーサポートセンター運営事業費

事務事業評価

ファミリーサポートセンター運営事業費

ファミリーサポートセンター運営事業費は平成19年度に開始された事業です。その名のとおり、尼崎市の尼崎市社会福祉協議会が運営するファミリーサポートセンターの運営費用を負担する事業です。

このファミリーサポートセンターは0歳~小学校6年生までの、子供たちを一時預かりするセンターであり、担当するのは尼崎市社会福祉協議会が登録した地域の会員です。

費用は、子供一人当たり800円~900円/時間とのことです。

当然ながら事業費はすべて、尼崎市社会福祉協議会への運営委託費用であり、尼崎市の予算のほかにも、国からの地域子ども・子育て支援事業費交付金が含まれています。

この事業と同じような内容の事業は、尼崎市には複数存在しており、市立幼稚園一時預かり事業費子育てサークル育成事業費地域社会の子育て機能向上支援事業費がそれに当たると思います。

しかもこの尼崎市社会福祉協議会へは以前投稿したように、尼崎市社会福祉協議会補助金としてすでに血税を投入しています。それに加えて今回のような運営委託費用として、別の名目で血税を投入しているのです。

当然、この運営委託金や交付金の配布にかかる行政費用や事務費用は、我々市民の血税から抜かれていることは、忘れてはいけません。

この子供の預かり事業を国や自治体が行うことが、民間業者の参入障壁となっています。その為、保育士の方々の給与水準が一向に改善しない、その根本的な原因の一つでもあります。

子育ての悩みや負担の軽減?ただの一時預かりでしょ

この事業の目的には「子育て家庭の~中略~悩みや負担の軽減につなげる」とあり、一見すると育児相談や、行政窓口の紹介をおこなったり、子育ての相談に乗ってくれるのかな?と思いますよね。でも実際はただの一時預かりです。

ファミリーサポートセンター 尼崎市社会福祉協議会 ホームページより

ホームページを見ると、午前7時~午後9時までの活動とありますので、下手な保育施設より利用はし易いと思ってしまいます。確かに急な用事の際には便利ではあるでしょう。

しかし、根本的には子育て支援というのであれば、「子育て減税」の導入がいいと思いますが、もしそれが無理でも、行政として真面目に子育て支援を行っているというのであれば、せめて保育所や託児所の整備を支援する事業を打出すことの方が、まだ「子育て支援」をしているといえるのではないでしょうか。

それっぽく書いて、実施は公金チューチュー

次に事業成果ですが、この民需圧迫・参入書壁事業を今後も継続して、さらに利用促進に努めるとあります。

「地域の人々」が会員となって、子育てを支え合う仕組み~っと書かれています。

それを謳うのであれば、なぜ保育所や託児所の設置支援や、保育士の税制優遇・その他設置の優遇措置をしないのでしょうか?

結局、地域の福祉協議会(既得権益者)への血税の交付、いわゆる「公金チューチュー」事業と言わざるを得ません。

約10年で倍の事業費、でも利用者数は変わらず

続いて事業費です、この事業の事務事業評価シートは平成29年度のものがあり、それと比較すれば、いかにこの事業が血税の無駄であり、「公金チューチュー」であるかを理解していただけると思います。

利用者数は約10年前と変わっていませんが、事業費は約2倍以上に膨らんでいます。内約は運営委託料が2倍以上になり、国からの交付金(補助金)が約4倍以上の増加です。

その間、ご存じのとおり、出生数はずっと現象傾向です。

如何に無駄な行政を行ってきたのかが理解できると思います。そしてまだこれを続けると行政は発表しています。

令和7年度保育関係補正予算の概要 こども家庭庁成育局保育政策課

何度でも書きますが、「税金を取らないことが、一番の福祉」です。行政の名ばかりの「子育て支援」ではなく(実施は公金チューチュー)、真の意味での子育てに役立つ、「子育て減税」

これこそが必要です。

下記は平成29年度の尼崎市事務事業評価から、この事業の事業費を取り出したもの、元の資料は下記のリンクからどうぞ。

平成29年度 事務事業シート (平成28年度決算)

件数は今年度とほぼ同じですが、事業費の総額は倍以上、補助金は4倍以上増加しています。